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LINE株式会社の代表取締役社長だった森川亮氏は、同社を世界規模にまで成長させたにもかかわらず、なぜ48歳という年齢でそこを飛び出し、自ら新しい企業「C Channel株式会社」を起こしたのか。森川氏にとって、会社や仕事とはどういうものなのか、「自分だけの歴史」とは何なのかを伺った。

 
 

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日本発のグローバルメディアを作りたい

 
50歳を前に、日本を元気にしたいと思うようになったんですよね。今、世界中にはたくさんのメディアがあるけれども、流れてくるのはネガティブな話題やセンセーショナルなニュースがほとんどで、それを日々見聞きしていると、私たちの考え方まで暗くなり、将来に対する不安ばかり感じてしまいがちです。

もっと明るくて、前を向いて活躍している人たちを応援できるようなメディアがあれば、日本を元気にできるんじゃないかと思ったんです。とはいえ、いきなり「ジャーナリズムです」と大上段に構えてもきっと誰にも見向きもされないでしょう。

そこで今なら何がいいのか考えてみたら、女性向けに、動画をファッション雑誌のように配信するコンセプトがいいかなと。ただ「日本を元気に」ですから、外国人がたくさん働いているグローバル企業のLINEで行うのは難しい。そこで私の考え方に賛同してくれた人々とともにやるほうがスムーズだと思い、昨年の2014年4月にC Channel株式会社を立ち上げました。

最初はモデルさんたちがグルメや旅行などの情報を紹介する動画が多かったのですが、今は自社で作るHOW TO系がほとんどです。料理やヘアメイク、DIYといった、女性の「知りたい!」を動画で紹介しています。

起業して1年経ちましたが、ひと月1億回以上再生されるようにまでなりました。今年の春から海外展開も強化していて、現在は中国やタイ、今月から台湾でも配信を開始し、英語版とアラビア語版も展開中です。今後はアジア全域で人気がでるようなメディアにしたいと思っています。

オーストラリア発のニューズ・コーポレーションという企業があります。新聞のニューヨーク・ポストやタイムズ、テレビと映画のフォックスを始め、衛星放送やケーブルテレビ、インターネットなどさまざまなメディアをグループに持つグローバルメディアです。

私も、日本発で、日本初となるグローバルメディアを目指したいと思っています。ですから今後は紙やテレビなど、媒体は問わず、また女性以外のターゲットにも取り組んでいくつもりです。

 

 

ph_famous003_500_500儲けることにはあまり興味がない

 

メディアで世の中を変えることに興味があるのであって、儲けることにはあまり関心がないんです。やはり、自分が生まれたからこそ世の中を変えられることのほうが、すごく重要だと思いますから。他人がやっても同じになることに時間を使ってもしょうがないじゃないですか。

なぜその仕事をやるのか? この会社がもし世の中から消えたらどうなるか? 周囲や社会にどんな影響を与えるのか? そもそも、なぜ自分は生きているのだろう? そんな風にいつも自分が行動する、存在する意味みたいなものを深く掘り下げるようにしていますね。

いろんな成功者と呼ばれる方とお目にかかれる機会に恵まれましたが、世の中には幸せな成功者と不幸な成功者がいると感じています。幸せな成功者というのは、世界に何かを還元できて、多くの人々から愛され、死ぬまでにやりたいことを確実に1つずつつぶしていける人だと思います。不幸な成功者はお金を持っていても周りに誰もいなくなり、しかもやりたいことが見つからない。

例えば「これは儲かりそうだ!」と人やお金を集めても、儲からなくなれば人もお金も離れていきます。それよりも、なぜやるのかという意義がスッと自分の腹に落ちて、それを周囲に素直に話せるということが、人もお金を集めることに大切なんだと思います。

もちろん、情熱だけで思い描いた世界を叶えられるほど世の中は甘くありません。大儲けまでしなくても事業を持続し、成長させていくための収益という車輪も必要です。情熱というエンジンと収益という車輪のバランスが大切。その辺はこの歳までいろんな経験をしていくうちにバランス感覚がつき、コツがわかってきたように思います。

とはいえ若いほうが体力的にも有利ですから、50歳というのは、自分の中ではギリギリのタイミングかなとも思います。

 
 

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一貫してサービスやコンテンツを作ること、それが自分だけの歴史

 

何度か転職し、今回は起業もしたわけですが、振り返って見れば社会人になってからずっと、インターネットを通じてサービスやコンテンツを提供する仕事をしてきました。目に見えるモノではないですが、これもある意味モノづくりなのかなと思います。

例えばコンテンツを1つ作るにしても、そこに気持ちがこもっていないと、本当にいいもの、求めているものが作れない。そうした作り手の思いというのはコンテンツにせよ、カバンや時計といったプロダクトにせよ、見る人に伝わると思うんですよね。

モノというのはライフスタイルの現れですから、やはり私自身も作り手のこだわりや、そこに込められたストーリーに共感したモノを持ちたいなと思います。まあ、最近の私は服装よりも食べ物のほうに、それを強く意識しがちなんですが(笑)。

 
 

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インタビューを終えて

 
初めて起業したという気負いは感じられず、穏やかな表情で終始淡々と話してくれた森川氏だが、彼の提供するサービスやコンテンツは、日本を元気にしたいというスピリットが息づいている。モノがあふれている世の中で、大量生産するのではなく、職人が魂を込めて1つひとつ作るモダン・ヴィンテージバッグを提供したいというSandastの信念に通じるところがあると感じた。

実際、森川氏にSandastのバッグを手にとってもらったところ「いいですねぇ。ストーリーのあるモノは好きなんですよ」と言っていただいた。彼にはSandastのバッグが似合うと思う。

 

 

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